デジタル家電・電子機器・通信モジュール・精密パーツ 事例

シリアル・IMEI高精度連動と傷レス成型。電子デバイス・精密部品のアソート箱詰め&ラベリング自動化

スマートフォン、スマートウォッチ、ドローン、カメラ、PC周辺機器、車載ECU基板などのエレクトロニクス製造現場では、静電気(ESD)対策や筐体の擦り傷防止に加え、本体シリアルと外装ラベルのトレーサビリティ紐付け、さらには本体・充電器・ケーブル・取説を収める「多層アソートパッキング」の正確性が極めて重要です。環聯ジャパンは、高剛性化粧箱の自動製函から、高精度銘板ラベリング、整列箱詰めまでを全自動化します。

導入前の課題と現場のボトルネック

1. シリアル・IMEIコードの紐付けミス

基板・端末固有のシリアル番号(MACアドレス・IMEI)と外装箱の銘板ラベルを手作業で照合・貼付していたため、貼り間違いや読み取りエラーによる出荷事故リスクを抱えていました。

2. 付属品・内トレイの複雑な手詰め工数

端末本体、電源アダプタ、接続ケーブル、取扱説明書を内装トレイの各ポケットへ順序通りに手作業でセットしており、新機種投入時の作業習熟に多大な時間を要していました。

3. デバイス筐体の擦り傷・静電気トラブル

光沢樹脂やアルミボディの微細な擦れ傷、静電気による電子チップ破壊を避けるため、慎重な取り扱いが求められ、包装ラインのスピードアップが困難でした。

導入ソリューションと自動化ライン構成

静電気対策(ESD設計)を施したソフトハンドリング機構と、上位MES(製造実行システム)連動ラベラーを融合したインテリジェントラインを構築しました。

製函・トレイ工程

高剛性底ロック成型(HL-ZK10)/ 身蓋折箱(HL-ZA20)

重みのある精密機器にも耐える底抜け防止ロック箱や、角の立った高級感ある身蓋式プレミアムトレイを糊を使わずに自動成型し、ラインへ直立供給。

識別・トレーサビリティ工程

リアルタイム印字・高精度銘板ラベラー

本体のバーコードを読み取り、上位DBからシリアル・規格情報を取得してオンデマンド印字。化粧箱の底面・側面へ位置ズレ±0.5mm以内で高精度貼付。

封印・集積出荷工程

コーナー封印ラベラー + 外装段ボール封函

改ざん防止用クリアシール(VOIDラベル)を化粧箱の開口部両端へ角折貼付。その後、個装箱を規定数量で段ボールへ自動箱詰めし、テープ封函。

導入後の定量的成果

箱詰め・ラベリング人員
8名 ➔ 2名
約75%の大幅省人化

シリアル紐付け・印字不良
完全ゼロ(0件)
全数バーコード自動ベリファイ

デバイス外観キズ発生率
0.01%以下
ESD対応樹脂チャック採用

新機種切り替え時間
約10分に短縮
レシピ選択・ワンタッチ調整

電子・デジタル機器・精密パーツ向け 主な適合機種一覧

機種分類 代表モデル 主な用途・対象製品
底ロック化粧箱 自動開箱機 HL-ZK10 PC電源ユニット、車載モジュール、Wi-Fiルーター、外付けHDD等の重量物外装箱成型
高級身蓋式トレイ成型機 HL-ZA20 スマートフォン外箱、スマートウォッチギフト箱、高級ワイヤレスイヤホンパッケージ(エッジ美麗成型)
リアルタイム印字・銘板ラベラー T200 / T400 印字連動型 シリアル番号(IMEI/MAC)、PSEマーク、技適マーク、規格定格銘板の平面・側面リアルタイム貼付
改ざん防止コーナー封印ラベラー T401 封印ラベラー 電子機器個装箱の開口部両サイドへのセキュリティシール(透明・ホログラム・VOID)角折貼付
小物パーツ自動袋詰め機 オートバガー 取付ネジ、ブラケット金具、スペア端子、USB変換アダプタ等の自動小袋パック・品番印字
外装段ボール製函・封函ライン 開装封箱 一体システム 電子機器化粧箱の自動集積・マトリックス箱詰め、外装カートンの上下テープ封函、出荷ラベル貼付