医薬品・バイオ・ヘルスケア・ファインケミカル 事例

GMP・トレーサビリティ基準に適合。添付文書同封・高精度カートニング・封印ラベリングの一貫自動化

医薬品、体外診断用医薬品、医療機器、ファインケミカル等の製造現場では、異物混入防止やクリーン環境への対応はもちろん、添付文書(能書)の確実な同封、UDIバーコードやシリアル番号の高精度印字・検証など、極めて厳格な品質管理基準が求められます。環聯ジャパンは、バイアル瓶・アンプル・PTPシート・点眼薬ボトル等のデリケートな製品を保護しながら、製函・箱詰め・封印・出荷梱包までを完全自動化します。

導入前の課題と現場のボトルネック

1. 添付文書(リーフレット)の同封ミス・噛み込み

薄手の添付文書を手作業で折って箱に投入する際、入れ忘れや2重投入、化粧箱のフラップ封緘時の噛み込みによる外観不良が慢性的な課題でした。

2. UDIコード・ロット印字の検証負荷

個装箱ごとに印字されるGS1-128やGS1データマトリックス(UDI)の印字カスレ・ミスを人の目視検査に頼っており、検査漏れリスクと検査員の負担が課題でした。

3. 微小ボトルの搬送転倒・改ざん防止封印

点眼薬やバイアル瓶など軽量・細径のボトルは搬送中に転倒しやすく、また出荷時の改ざん防止用クリアシール(封印ラベル)貼付を手作業で行っていたため工数が逼迫していました。

導入ソリューションと自動化ライン構成

クリーンルーム対応構造とサーボ駆動制御を採用し、異物発塵を防ぎながら医薬品基準の確実な箱詰め・トレーサビリティラインを構築しました。

製函・カートニング工程

能書自動折込機能付き 高速カートナー

ロールまたは平積み添付文書を自動で1〜4つ折りに成型し、製品(ボトル・PTP・シリンジ)と同時に化粧箱内へスムーズにプッシュ充填。入れ忘れセンサーを標準連動。

印字・検査・封印工程

レーザー印字 + 改ざん防止コーナー封印ラベラー

個装箱へのUDI/ロット印字を行い、画像カメラで全数OCR/バーコード読取検査。その後、化粧箱の開口部両サイドへ透明封印シールを高精度コーナー貼り。

集積・出荷梱包工程

自動ケーサー・段ボール封函ライン

個装箱を規定数量(例: 10箱×5段)で自動スタック集積し、外装段ボール内へ静かにロボット投入。輸送用段ボールをテープ封函し、パレタイズへ連携。

導入後の定量的成果

能書入れ・包装ライン人員
5名 ➔ 1名
約80%の省人化達成

能書未同封・噛み込み事故
完全ゼロ(0件)
光電検知+リジェクト連動

UDI印字検査の全数自動化
100% インライン検証
目視検査工程を完全廃止

ライン処理スピード
毎分60〜120箱
連続稼働による安定生産

医薬品・ヘルスケア・化学向け 主な適合機種一覧

機種分類 代表モデル 主な用途・対象製品
医薬品用 高速カートナー サック箱 / ホットメルト式カートナー 錠剤PTPシート、バイアル瓶、点眼薬ボトル、シリンジ、軟膏チューブ(添付文書自動折込対応)
コーナー封印・改ざん防止ラベラー T401 封印ラベラー 個装箱両端のセキュリティシール(透明・VOIDラベル)コーナー折込貼付、シリアル印字
アンプル・小瓶専用高速ラベラー 垂直・水平ロータリーラベラー 細径バイアル瓶、アンプル管、経口液ボトルへの高精度全周ラベル貼付(転倒防止スターホイール搬送)
底ロック化粧箱 自動開箱機 HL-ZK10 検査キット箱、体外診断用試薬キット、医療用消耗品アソートボックス(糊不要成型)
集積・自動製函ケーサー封函機 エンドオブライン ケーシングシステム 個装箱の自動スタック集積、外装段ボール製函・箱詰め・上下テープ封函、出荷ラベル貼付